倹約と吝嗇

倹約と吝嗇

倹約と吝嗇

送られてくる手紙の中に、ごく稀ではあるが、粗末な茶色い事務用封筒が使われていることがある。内側の文字が透けて見えるんじゃないかと思われるほど、ペラペラの薄手の封筒で、取り上げた瞬間、何かもの悲しくなるほどだ。このような、あまりに安価な封筒は、使わない方がその人の身のためだと思う。

なぜなら、そのような倹約の仕方は、その人の運気の衰微を誘いかねないからだ。完全な事務用事簡の場合を除き、多くの私信は、その人の心につぱさが生えて飛来したもののように思われる。大袈裟に言えば、それはその人の「人となり」を表現するものだ。

ベラペラの封筒は、倹約を考えるあまり、相手に対する敬意を失っているものではあるまいか?節約には、倹約と吝嗇(りんしょく)がある。では、この二者の相違はどういうところにあるのか?その違いは簡単である。

前者は単に無駄使いをしないことだが、後者は、その行為をもって、人を不愉快にさせるのである。人の気分を不快にさせる節約を重ねていると、その人の良き人縁は失われて行き、引いては、不運な人生を招くことになる。要注意だ。

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